片栗粉って買っても使い切れない・・・という場合や、じゃがいもを使い忘れて芽が出てしまったりシワシワになってしまった・・・なんてことありますよね。
そんな時はじゃがいもを使って片栗粉を手作りしてみませんか?
今回は、片栗粉の作り方と使い方・保存方法などを紹介します。
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目次
片栗粉の作り方
材料(片栗粉約20g分)
じゃがいも 200g
おろし器
漉すための布(さらしやガーゼなど)
バット
作り方
1、じゃがいもの皮をむきます。
芽が出ていたり、青くなっている部分があれば厚めに皮を剥いておきましょう。
また、乾燥してしわしわになっている場合は、しばらく水に浸けて吸水させておくほうがでんぷんが取り出せます。
2、おろし金でじゃがいもをすりおろしていきます。
じゃがいもが赤っぽく変色してきますが気にしなくて大丈夫です。
3、すりおろしたじゃがいもをさらしなどの布で包んで水を張ったボールに浸けて10分ほど揺らしたりもみほぐしたりしてでんぷん質を出していきます。
4、さらしをボウルの中でしっかり絞り、取り出します。
ボールの中の水は茶色に変色しています。
5、でんぷんを沈殿させるために15分ほど置いておきます。
6、茶色くなっている上澄みを捨てるとボールの底にでんぷんが沈んでいます。
7、新しい水を入れて15分おいて上澄みを捨て、もう一度新しい水を入れて次は放置時間を1時間取ります。
8、ボールの底に液状っぽくたまったでんぷんをスプーンなどでこそぎ取っていきます。
9、切り刻むように細かくしてバットなどに広げて半日ほど乾燥させます。
10、片栗粉の表面が細かくひび割れてくると乾燥した状態なので、そこまで乾燥できたらスプーンの背中で粉の固まりをつぶして細かい粉状にして完成です。
片栗粉の保存方法
片栗粉は保存状態が悪くなると「コナダニ」が発生してしまう可能性があります。
もしたくさん作って保存する場合は、冷蔵保存がおすすめです。
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また、冷蔵庫内にある食品などからニオイが移ってしまわないようにジップロックなどの密閉容器で保存しましょう。
じゃがいものでんぷん量
今回片栗粉の作り方でじゃがいも200gで片栗粉20g分と紹介しましたが、使用するじゃがいもによってでんぷん量は変わってきます。
まず、古くなったじゃがいもより新しいじゃがいものほうがでんぷん量が多いので片栗粉も多く取れます。
また、品種でいうとメークインよりも男爵のほうがでんぷん量が多いです。
なのでできる片栗粉の量はあくまで目安となります。
じゃがいもの澱粉とは?
でんぷんはじゃがいもだけでなく、お米やトウモロコシからも作られるもので料理ではとろみ付けなどに使われています。
でんぷんは水と混ぜて加熱することで粒子が壊れて糊状に変化することでとろみになります。
じゃがいものでんぷんは、低い温度でもとろみがつき、色は透き通っていて粘着力が強いのが特徴です。
ただ、塩が入るととろみが抑制されてしまうので料理によってとろみの付き加減が変わってしまいます。
料理やお菓子作りでの片栗粉の使い方
・とろみ付け
あんかけ料理やカスタードクリームなどのとろみ付けに使います。
・保温効果
中華めんやスープなどにとろみをつけることで温度を保ちます。
・サクサクの食感にする
クッキーなどの焼き菓子に使うとサクサクに仕上げることができます。
・揚げ物の衣
唐揚げなどの衣に使うと色は白っぽくサクサクとした食感に仕上がります。
・材料に味を絡ませる
お肉に下味をつけるときに使うと味がしっかり絡んでくれます。
まとめ
今回は、じゃがいもから作る片栗粉の作り方を紹介しました。
じゃがいもをすりおろし数回水を入れ替えるという作業だけででんぷんを取り出せるというのは手間はかかりますが、意外と簡単ですよね。
子供時代の自由研究みたいでちょっと楽しい手作り片栗粉、ぜひ作ってみてくださいね♪
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