パスタやカルパッチョ、炒め物に使ったり、サラダやバケットにかけたりと、とにかく便利なガーリックオイル。
どんなお料理にも使えるので、とても重宝しますし料理の味も格段にアップするのでおすすめ!
今回は、そんなガーリックオイルの作り方を加熱あり・なしの2種類で紹介します。
スポンサーリンク
目次
にんにくの効果
ニンニクには「アリシン」という成分が多く含まれているので疲労回復効果が高く、細かく刻んで炒めるとさらに効果がUPします。
他にも、抗がん作用や血栓予防が期待出来たり、脂肪分解促進効果があるのでダイエットにも効果的です。
にんにくをたんぱく質と一緒に摂ると、アリシンがたんぱく質と結びつき筋肉を増やす効果があるので代謝を促進して太りにくくしてくれます。
また、ビタミンB1と一緒に摂るとビタミンB1の糖質代謝効果を持続させてくれるのでこちらもダイエットにつながります。
ただ、にんにくは食べ過ぎると胃腸を痛めたり体調不良を引き起こす可能性があるので、食べすぎには注意しましょう。
1日に食べる量は、生の場合は1片、加熱する場合は3片までにしておきましょう。
オリーブオイルの効果
オリーブオイルは酸化しにくいという特徴があります。
また、腸を温めて便秘を解消する効果が期待できます。
腸は免疫器官なので、腸が温まることで免疫力が高まり病気になりにくい体に!
また、脂肪が多い人は腸が冷えている事が多いので腸を温めることが脂肪燃焼するためにも大切になってきます。
ガーリックオイルの効果
ニンニクに含まれるにおい成分の「アリシン」は加熱すると「硫化アリル」という成分に変わり、体内で血液中の赤血球と結びつきさらに「硫化水素」という成分に変わることで血管を拡げてくれるので血流がよくなり高血圧の予防につながります。
この「硫化アリル」は空気中に蒸発してしまう性質があるのですが、油と一緒に摂ることで油が蓋の役割をして蒸発を防いでくれるのでガーリックオイルは優秀な調味料なんです!
また、にんにくをすりおろすなどして空気に触れることでできる成分の「アホエン」は認知症の予防や記憶力の改善にも効果が期待できる「脳の特効薬」と言われています。
すりおろしたにんにくはそのまま室温で2時間以上置いて「アホエン」を生成させて、そのあとに油に漬けて室温で5日ほど置いておくとアホエンが油に溶け出し効率よく摂取することができます。
ガーリックオイル加熱ありなしどっちがいい?
加熱あり
加熱すれば酸化しやすくなってしまいますが、ペペロンチーノのような香ばしい香りを楽しめます。
短時間でできるというメリットもあります。
パスタや肉・魚料理に使うのにおすすめです。
加熱なし
加熱なしで漬け込むと出来上がりまでに時間がかかりますが、ニンニク本来のフレッシュな香りを楽しめます。
また、保存がきくというメリットもあります。
サラダやマリネにかけたりパンにつけて食べるのにおすすめです。
ガーリックオイルの作り方
ガーリックオイルを作る時の下準備
大きめの鍋に保存容器が浸るくらいのたっぷりの水を沸かして、約5分間煮沸消毒をします。
ゴムパッキンや蓋も一緒にいれておきましょう。
煮沸消毒をした後はしっかり乾かすか、ふきんなどで水気をふき取りましょう。
水気を拭き取るふきんも清潔な物を使ってくださいね。
ガーリックオイルを加熱して作る方法
材料
オリーブオイル 400㏄
にんにく 1玉分
作り方
1、にんにくは芯を取り除きみじん切りにします。
2、鍋にオリーブオイルとにんにくのみじん切りを加えて中火にかけます。
3、油がフツフツしてきたら中火以下に弱めて、にんにくが浮いてきてきつね色になったら火を止めます。
4、粗熱が取れたら容器に移して完成です。
ポイント
にんにくは焦げないように中火以下でじっくりきつね色になるまで火にかけて、にんにくが軽くなって浮いてきたころができあがりの目安です。
ガーリックオイルを加熱なしで作る方法
材料
オリーブオイル にんにくが完全にかぶるくらい
ニンニク 保存容器の8分目くらい
作り方
1、ニンニクは細かくみじん切りにします。(面倒でなければすりおろして2時間ほど空気に触れさせておくと「アホエン」を効率よく生成させることができます。)
2、保存容器にみじんぎりにしたにんにくとそれがしっかり浸るくらいまでオリーブオイルを入れて数日おきます。
3、数日おいてニンニクの香りがしたら出来上がりです。
スポンサーリンク
ポイント
にんにくからガスが出るので、2週間くらいは瓶のふたは緩めにしてガス抜きをしておきましょう。
また、にんにくがオイルに浸かっていないとそこからカビが発生してしまうので、オイルを使った後は必ずチェックしてオイルが足りなければ補充してくださいね。
ガーリックオイルを作るときのポイント
ニンニクには色々な産地のものがありますが、外国産のものは香りや味が薄く加熱するとほとんど飛んでしまうのでガーリックオイルには国産のものがオススメです。
ガーリックオイルを作るときの注意点
ガーリックオイルはスプーンで使うことが多い為、保存瓶は口が広いものがおすすめです。
容器はしっかり煮沸消毒をして、ガーリックオイルを取り出すときは必ず清潔なスプーンを使いましょう。
また、ガーリックオイルは空気にふれると酸化して風味が落ちてしまうので、密閉容器で保存してくださいね。
ガーリックオイルの保存方法と保存期間
ガーリックオイルを入れた容器は直射日光があたらないようにして、冷暗所か冷蔵庫で保存してください。
オイルは基本、常温保存が適しているのでなるべく早く使うか、冷蔵庫で保存しておきましょう。
保存期間は冷蔵庫に入れて保存すれば長くて1か月くらい日持ちします。
冷暗所での保存の場合は、2~3週間で使い切るようにしましょう。
また、冷蔵庫で保存する場合、オリーブオイルは冷蔵庫内の冷気の当たる場所だと固まってしまうことがあるので、冷蔵室の吹き出し口は避けたり、野菜室へ置いておくといいですよ。
ガーリックオイルのアレンジ方法
ハーブを入れる
好みのハーブを湯通しして、水気をしっかり取り除いてから瓶に入れ、その中に冷ましたオイルとニンニクを入れればハーブの香りを一緒に楽しめます。
ローリエやローズマリー、パセリなんかもおすすめです。
鷹の爪やトウガラシ
辛みが好きな方は鷹の爪の輪切りや種を抜いた唐辛子をガーリックオイルに混ぜても◎。
オイルを変える
オリーブオイルでガーリックオイルを作ると様々な健康効果やダイエット効果などが期待できますが、使うオイルはお好みのもので作ってもOK!
洋風のお料理に合わせる場合には、オリーブオイル、中華や和食の場合には、米油やごま油などがよく合います。
ただ、オリーブオイル以外のものだと酸化しやすいこともあるので少量ずつ作るほうがいいかもしれません。
手についた「にんにくの臭い」をとる方法
にんにくをみじん切りするとそのあとの手のにおいが気になりますよね・・・
そんな時におすすめなのが、「ステンレスソープ」です。
にんにくだけでなく匂いの強い魚を調理したときの臭いにも効果的で、流水にさらしながら手をステンレスソープでこするように洗うと、水とステンレスの反応によって、不思議と匂いが取れるんです!
空き瓶のラベルのはがし方
空き瓶をリサイクルして使う場合、ラベルを剥がしたいけど綺麗に剥がれない・・・なんてことはありませんか?
そんな時は、空き瓶に熱湯をいれてしばらくしてからラベルをゆっくりとめくると、綺麗に剥がすことができるので試してみてくださいね。
まとめ
今回は、ガーリックオイルの作り方を加熱ありとなしの2通りで紹介しました。
それぞれ、効果や合わせるのにおすすめな料理などが変わってくるので両方作って使い分けるのもおすすめです。
様々な効果が期待できるガーリックオイル、ぜひ作って続けて食べてみてくださいね♪
▼関連記事▼
酢玉ねぎの作り方と効果や食べ方
スポンサーリンク