今回は9〜11ヶ月頃の離乳食後期への移行するタイミングや進め方手づかみ食べなどについてご紹介します
この時期に気を付けてほしい鉄欠乏についてもまとめてますのでぜひお読みください
目次
離乳食後期へ移行のめやす
7.8ヶ月の離乳食を始めて2ヶ月が経つ頃で絹豆腐くらいの固さのものを上手にモグモグ食べられるようになり食材も増えてきたら移行のめやすです
2回の離乳食で食べられる量も安定してきたら9〜11ヶ月の離乳食後期に進み1日3回に離乳食の回数を増やします
離乳食後期の進め方
1日3回を食事と食事の間は3〜4時間あけて母乳やミルクの前にあげます
食事の時間はほぼ同じにして3回目は19時頃までに食べ終われるようにリズムを整えていきます
栄養の半分以上を離乳食から摂ることになるので離乳食の栄養バランスがとても大切になってきます
主食・主菜・副菜をそろえて栄養バランスの良い食事を用意するように心がけましょう
コップで飲む練習も始めていきましょう一口分くらいのお茶を入れて飲ませてあげましょう
今までは、お母さんのお腹にいた頃にもらって貯めていた鉄分を使って成長してきましたが9ヶ月過ぎには使い切って、徐々に不足してきます
離乳食に鉄分の多い食材を取り入れて鉄分をしっかり補給していきましょう
「自分で食べたい」と手が出てくる
手づかみ食べは「目で見て→つまんで→口まで運ぶ」という目と手と口の協調運動で脳の発達を促します
興味がありそうならスプーンも持たせてあげましょう
手で掴むことによって、食材の固さや温度を確かめどのくらいの力加減で掴めばいいのかという体験を重ねています
また、口へ詰め込みすぎたり食べこぼしたりしながら自分の一口量を覚えていきます
つかみ食べは食材をぐちゃぐちゃにされたり部屋を汚されたりとママはイライラしてしまうかもしれませんが
赤ちゃんに食事用のエプロンをつけてテーブルの下には新聞紙やビニールシートを敷いたりすると
服が汚れて着替えさせたり床を拭き掃除する手間がかからなくなります
長袖で袖口にゴムが入っているタイプのエプロンがつかみ食べで汚れがちな手元をカバーしてくれます
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離乳食のあげる量
全がゆ(5倍がゆ) 90〜軟飯 80g
野菜・果物 30〜40g
魚 15g
または肉 15g
または豆腐 45g
または卵 全卵1/2
または乳製品 80g
固さのめやすは歯茎で潰せるバナナくらいで味付けをする場合は風味程度にしましょう
離乳食後期の味付けの目安はこちらを参考にしてください
Check9〜11ヶ月(離乳食後期)味付けの目安!魚の野菜あんかけとサラダ
※離乳食の進み方には個人差があるので赤ちゃんの様子を見ながら進めましょう
注意する事
・初めての食材は小さじ1からで平日の午前中にあげましょう
(食後2〜3時間後にアレルギー症状が出ても病院があいてる診療日の午前中がおすすめ)
離乳食のアレルギー反応が出やすい食品や症状などはこちらの記事にまとめています
Check離乳食で気を付けたい食物アレルギー!症状にはアトピー性皮膚炎も?
・お肉や魚など火を通すとパサパサになり赤ちゃんにとっては食べにくくなるので焼く前に薄く片栗粉をまぶすと水分や旨みが閉じ込められ口当たりがよくなります
・きのこ類などバラバラになるとゴックンしにくいので水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると食べやすくなります
茹でたじゃがいもやさつまいも、かぼちゃを潰して加えてもとろみをつける事ができます
スープなどあげにくい物もとろみをつけるとあげやすくなります♪
★水溶き片栗粉の作り方
1,片栗粉1に対して水を1〜2を混ぜる
2,とろみを付けたいものに入れ加熱する
・フォローアップミルクは母乳やミルクの代替品ではありません離乳食が順調に進まず鉄不足のリスクが高い場合に飲ませるのであれば9ヶ月以降にしましょう
この頃は鉄分不足になりやすい時期です
1995年に厚生労働省が発表した「離乳の基本」で赤ちゃんの鉄欠乏は脳細胞の機能低下がもたらされ
鉄欠乏が3ヶ月以上続くと精神および運動発達が遅れる可能性があるということが明記されています
なので意識して鉄分の多い食材カツオ・イワシ・あさり・しじみ・牛肉・豚肉
鶏肉・レバー・卵・豆腐・納豆・きな粉・高野豆腐
豆乳・小松菜・ほうれん草・大根の葉・ひじき
わかめ・焼きのり・きくらげなどを食べさせてあげましょう
離乳食期のおやつやジュースで気をつけたいことなどこちらの記事にまとめています
Check離乳食期のおやつとジュースの量と与え方!by離乳食インストラクター
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