ミョウバンはアトピー性皮膚炎の治療に使われていることもあり肌が弱い人でも使えるのですが、アルミニウム製品ということで肌に使った時に危険性はないのか心配になりますよね?
そこで今回は、アルミニウムが体に及ぼす影響や、ミョウバン水を肌に使った時や子供に使うことの危険性を紹介します。
スポンサーリンク
目次
アルミニウムが体に及ぼす影響
アルミニウムの添加物であるミョウバンはホットケーキや菓子パン・お菓子類などに使われているものです。
他にも漬物やウニなど様々なものに使われています。
大量に体内に蓄積されると、肝臓や腎臓の障害を引き起こす可能性や、脳に蓄積されるとアルツハイマー病を発症する原因になるという意見があります。
他にもアルミニウムが乳がんのリスクをあげるという説もありますが、どれも「アルミニウムとの関連性は低い」と言われていたり、「科学的な根拠はない」とされていてはっきりとはしていません。
ただ、やはり根拠がなくてもそういったことを言われていると心配になりますよね。
厚生労働省では体重1㎏に対して一週間当たり2㎎であれば一生摂取しつづけても健康に影響を及ぼすことはないとされていて、大人の場合ミョウバン程度のアルミニウム含有量では問題は引き起こされないという見解がされています。
例えば、体重50㎏の人なら一週間にアルミニウムを摂取できる許容量は100㎎までとなります。
(子供や高齢者、腎臓機能が低い方や慢性病を抱えている方はもっと少ない量になるとされています。)
大人の1日のアルミ摂取量はアメリカでは最大3.5㎎、日本では最大1.68㎎とされています。
1日3.5㎎だとすると1週間で24.5㎎を摂っていることになるり、許容量までは残り75.5㎎(1日約10㎎)ということになります。
ミョウバンに含まれているアルミの量は約10%なのでミョウバンを10g使うと含まれているアルミは1g(1000㎎)となります。
ミョウバン10gで300mlのミョウバン原液を作り、さらに10倍に薄めて3000mlのミョウバン水ができるので、1日当たり30ml使えるという計算になります・・・よね?(計算苦手^^;)
ですが、基本的にミョウバンは皮膚から吸収されることはないので間違って飲んだりしない限りもっと使えることになります。
ミョウバンは肌に使うと危険!?
ミョウバンは最古のデオドラントといわれていて、食品添加物としても使われていたり、ミョウバン温泉があることなどから安全なデオドラントといえます。
ただ、全身に大量に使用すると体温調節がうまくできなくなる可能性があり、人によっては肌がかぶれてしまったり、赤みがでることもあるので心配であれば薄めの濃度から使ってみたり、パッチテストをしてから使うと安心です。
アルミニウムの分子では肌から経皮吸収されることはないので肌に使っても安全だとネットなどにもよく書いていますよね。
ですが、実は粘膜や傷口などから吸収されてしまう恐れがあります。
スポンサーリンク
ミョウバン水は肌に直接使うときは薄めて使うのでそこまで心配しなくてもいいかもしれませんが、粘膜や傷口周りに使う事がある場合は頭に入れておいてくださいね。
デリケートゾーンの臭いの改善に濃度の濃いミョウバン水を大量に使い続けたりすることは控えた方がいいですし、わきなどムダ毛を処理した後には小さい傷がついている可能性もあるので注意してくださいね。
ミョウバン水を子供に使う危険性は?
幼児のミョウバンの摂取量が近年問題とされていることはご存知ですか?
子供が好んで食べる菓子パンやお菓子類などにアルミが含まれていることで、年代別のアルミ摂取量を見てみると1~6歳の小児が一番多く、アルミ摂取許容量の約43%という結果になったそうです。
そして、小児の5%は許容量を超える可能性があるという結果になったそうです。
5%という結果、私は高い数字だなと思いますがいかがですか?
体の発達などで大事な時期にこれだけ様々な悪影響を及ぼすという説があるものをたくさん摂取してしまっているのは怖いですよね・・・
まだ排泄機能が未発達な子供が長期にわたって摂取し続けると取り返しのつかない悪影響を及ぼす危険性が高まるとされているので、できるだけアルミが含まれるものは控えたいものです。
ただ、子供は汗をよくかくので臭いも気になりますよね。
私の子供も汗かきで特に夏は足や靴がすぐ臭ってしまいます。
でも、食品だけで許容量を超える可能性があるのならミョウバンを子供の肌に使うのは危険だと言えるでしょう。
使うとしたら靴など直接肌に触れない部分で使ってあげるといいですね。
まとめ
どんなものでも過剰に摂取したり使用すると体に悪影響をもたらします。
もちろんミョウバンもその一つです!
ミョウバン水は大人が使用する分にはほとんど問題はありませんが、子供や高齢者などに使う場合は危険性があるという事を分かってもらえたかと思います。
私も大切なわが子を守るためにも食品からのアルミニウム摂取もこの機会に考えていかなくちゃいけないなと思いました。
ミョウバン水の高濃度・過剰使用は控えてうまく使っていってくださいね!
Checkミョウバン水の作り方や肌以外への使い方はこちらミョウバン水の作り方(100ml・500ml・2リットル)と原液の薄め方
ミョウバン水が靴のイヤな臭いに効果的!?正しいケアでニオイ対策
ミョウバン水が掃除やカビ予防に大活躍!これ一つで家中綺麗に!
スポンサーリンク