国産牛は値段が高いから、グラム100円程の安いお肉でローストビーフを作ったら固くて固くてアゴが痛くなってしまった…
そんな経験はありませんか?
今回はローストビーフを安い肉でも柔らかく、そして簡単に作る方法や薄く切るコツ・切った後の注意点、冷蔵庫で固くなる原因などを紹介します!
ぜひ参考にしてくださいね
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目次
ローストビーフを安い肉で柔らかく作る方法
今回は安いお肉でも柔らかくそして簡単に作る方法を2つ紹介します
フライパンで作る方法と炊飯器で作る方法なので好きな方で作ってみてくださいね
ローストビーフをフライパンで簡単に作る方法
・材料
牛もも肉かたまり 400g程
塩 小さじ1弱(お肉の重さの1%程度)
あらびきコショウ 少々
おろしニンニク 小さじ1
クッキングシート お肉が包めるほどの大きさ
アルミホイル クッキングシートの上から包めるほどの大きさ
・作り方
1,お肉は調理の1時間ほど前から常温に戻しておきましょう(最低でも30分)
2,お肉の表面に塩胡椒とニンニクをすり込みます
3,クッキングシートをピッタリとお肉に巻いて端はキャンディーのようにひねっておきます
(お肉にピッタリしておかないと肉汁が流れでたりするのでしっかり巻きます)
4,フライパンを中火より少し強めの火加減にしてお肉を全面焼いていきます
5,全面焼けたらフライパンから取り出してアルミホイルで包みそのまま冷めるまで置いておきます
クッキングシートでお肉を巻きながら焼くことで蒸し焼き状態になりお肉が柔らかくなり、肉汁を逃がさないので旨味も逃がさずに作ることができます
ローストビーフを炊飯器で簡単に作る方法
・材料
牛もも肉かたまり 400g程
塩 小さじ1弱(お肉の重さの1%程度)
あらびきコショウ 少々
おろしニンニク 小さじ1
サラダ油 大さじ1
耐熱性チャック付きのポリ袋 1枚
・作り方
1,お肉の表面に塩をすり込みそのまま1時間ほど置いて常温に戻しておきます
2,胡椒とおろしニンニクもすり込みます
3,フライパンにサラダ油を熱し全面に焼き色を付けます
4,焼き色が付いたらフライパンから取り出して粗熱をとります
5,粗熱が取れて手で触れるくらいの熱さになったらチャック付きのポリ袋に入れてしっかり空気を抜いてから口を閉じます
(空気が入っていると加熱ムラができやすいのでしっかり空気を抜きます)
ある程度空気を抜き端っこにストローを差し込んで思いっきり吸うと空気をしっかり抜く事ができます
6,炊飯器の内釜に袋ごと入れて、お肉が浸かるくらいの熱湯を入れ蓋を閉め保温モードで35分
7,炊飯器から取り出してそのまま常温で35分置いておく
・ポイント
塊り肉は肩ロースでもいいですが、ローストビーフには赤身メインのモモ肉がおすすめです
冷蔵庫から取り出してすぐ調理するとお肉が冷たく中心部までうまく火が通らないので必ず最低でも30分は冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう
ローストビーフのソースはこちらで紹介してますのでお好みのタレを作ってみてくださいね
Checkローストビーフのソースの変わり種!定番のタレと余った時のアレンジ法
ローストビーフを薄く切るコツ
・切れ味のいい包丁を使う
包丁の切れ味が悪いとローストビーフに限らず上手く切ることはできません
家庭用の包丁研ぎ器などを使って包丁の切れ味をよくしておくと力を入れずにスーッと切ることができます
・パン切り包丁を使うのもおすすめ
ローストビーフはパンと同じように外側が固く中は柔らかいので普通の包丁だと切りにくいのですが、パン切り包丁だと歯がギザギザになっているので切りやすくなります
・肉の繊維を断ち切る
肉の繊維が残ってしまうと、食べた時にどうしても硬く感じてしまうので、繊維を断ち切るようにカットしていきます
肉の繊維のチェックの仕方は、肉の表面にシワ状に見えるのが繊維なのでシワの向きと交差するように切っていきます
・包丁をノコギリみたいに前後に動かしながら切る
押さえつけてしまうと肉が潰れてボソボソになってしまうので、あまり力を入れずに優しく切っていきます
ローストビーフは生焼けでも、焼きすぎでもうまく切ることはできません
ただ焼くだけという簡単な料理ですが、その分丁度良い焼き加減を実現するには熟練が必要なので、ご家庭で作るには難しい料理です
一番難しいのは、内部にどのくらい火が通ったかの見極めでローストビーフの丁度良い焼き加減は、中心温度が50℃〜55℃くらいです
プロは金串を使ってそれを判断しますが、家でそれは無理なので温度計を使うのがいいでしょう
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また、私の場合は、自家製のローストビーフは完成後十分に冷めてから冷蔵庫のチルド室に入れておき、凍るか凍らないか(硬くなった)の状態で切ってます
できたての状態で切ろうとすると薄く切るのは難しくガタガタになってしまいますが、このやり方だととても綺麗に薄く切れますよ
チルド室がなければ30〜40分程冷凍室に入れて半冷凍させてから切ってもいいでしょう
スライスできたら盛り付けて暫く室温においておけば柔らかくいただけます
なぜローストビーフは薄く切るのか
ローストビーフは厚く切ってしまうと、牛肉の繊維が残ってしまい食べた時に硬く感じてしまったり噛み切れなくなってしまう原因になってしまうんですね
そして、硬さを感じずに美味しく食べられる薄さが2〜3mm!
なのでローストビーフを切る時はこの厚さを意識しましょう
ローストビーフを切った後の注意点
ローストビーフは切ると色が変わりやすく乾燥もしやすくなってしまいます
せっかくの綺麗なピンク色が時間とともに薄茶色になってしまうのでできるだけ食べる直前に切るようにしましょう
また、薄く切ることで乾燥しやすくなるのでしばらく置いておく場合は水分が蒸発してしまわないようにしっかりラップをしておきましょう
ローストビーフを冷蔵庫に入れると固くなる時の対処法
ローストビーフは焼いてからすぐに切ると中から肉汁が出てきてしまいますし、一晩寝かせる事で味が落ち着くので次の日に食べる人も多いですよね
でも、冷蔵庫に入れるとどうしても固くなりがち…
まずはその原因を紹介します
ローストビーフ冷蔵庫に入れると固くなる原因
ローストビーフを冷蔵庫に入れると固くなってしまいますが、それには原因が2つあります
1,火が通り過ぎて硬くなった場合
2,肉の脂肪分が冷えて硬くなった場合
火が通り過ぎていた場合、柔らかく戻すことは厳しいですが、肉の脂肪分が冷えて硬くなってしまった場合は常温に戻して脂が溶けたらちゃんと柔らかくいただけます
「ローストビーフを薄く切るコツ」でもお伝えしましたが、ローストビーフの丁度良い焼き加減は、中心温度が50℃〜55℃くらいです
焼き過ぎには十分注意しましょうね
また、冷蔵庫に入れて固くなってしまったローストビーフの食べ方は、冷たいまま切ってお皿に並べて常温に戻しておきます
他にもレンジで解凍モードかやわらか温めモードでも柔らかく戻すことはできますが、加熱は逆効果なので気をつけてくださいね!
まとめ
今回はローストビーフを安い肉で柔らかく作る方法や薄く切るコツ、冷蔵庫で固くなる時の対処法などをお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?
安いお肉でも柔らかいローストビーフを作れるのでぜひ挑戦してみてくださいね♪
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