足元が冷えるとなかなか寝付けないですよね?
そんな時に家にペットボトルがあると湯たんぽの代わりに使えないかな?と思ってしまいませんか?
でも、ペットボトルにお湯を入れると湯たんぽ代わりになるのか、そもそも何度までのお湯なら入れても大丈夫なのか、へこんだり縮んだりする危険性など色々気になりますよね
今回はそんな疑問についてお伝えしていきます
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目次
ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりにできる?
ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりに使うのは結構多くの方がやっています
ただ、湯たんぽにはパッキン等ついていてお湯が漏れにくくなっていますが、ペットボトルにはないので気をつけましょう
ペットボトルは基本透明ですが、ペットボトルには種類がありホット飲料用などの飲み口の部分が白いペットボトルは熱湯を入れても変形しにくいです
500ミリ(小さなペットボトルでも可)に空気が入らないように目いっぱいお湯を入れてタオルで包み輪ゴムでとめます
寝る10分前に足元に入れておくと、寝はじめに暖かくいいですよ♪
朝方はぬるくなってますが、冷たく感じることはありませんでした
ただ、ペットボトルには種類がありそれぞれ耐熱温度に違いがあり、耐熱温度が低いペットボトルを使用して熱湯を入れるとペットボトルがへこんだり縮んだりして火傷の恐れなどがあり危険です
次はお湯は何度までなら大丈夫なのか?についてお伝えしますのでしっかり目を通しておいてくださいね
ペットボトルに使えるお湯は何度まで ?
まず、市販のPETボトルは3種類に大別されます
1,炭酸飲料用PETボトル
炭酸飲料を充填するためのPETボトルで、耐熱温度は50℃と低くおさえられていて、飲料が発生する内圧に対して耐えるように設計されている
2,耐熱PETボトル
清涼飲料水を85℃の温度で加熱し、殺菌を行いながら充填するために用いられます
耐熱温度は85℃と高いが、耐圧性はほとんどなし
3,一般用PETボトル(アセプチック用PETボトル)
清涼飲料を、限界濾過法により細菌を濾過し無菌化するか、または、高温短時間殺菌法により瞬間殺菌し、常温充填する(アセプチック充填)のに用いられます
耐熱温度は50℃で、耐圧性はほとんどなし
ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタレート(PET)は光沢や透明性が高く、酸素や炭酸ガスを通しにくい性質があり、飲み物の容器に適しているため使われています
しかし熱に弱いという欠点があり、75度以上のものを入れると「ガラス転移」と呼ばれる現象が起きて、ペットボトルが収縮してしまいます
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ただ、飲み口の部分が白色のペットボトルに関しては、加熱処理をする為高温に耐えられるようになっています
なので、湯たんぽの代わりにペットボトルを使う場合はホット飲料用のペットボトルを使う方がいいでしょう
ペットボトルにお湯を入れるとへこむのはなぜ?
お湯を入れるとペットボトルがへこむのは、入れた直後に発生した蒸気が時間が経つと冷えて液体に戻りペットボトルの内圧が下がったからです
また、ホット飲料用のペットボトルの耐熱温度は85度です、お湯を沸かした時点では100度で漏斗を使いペットボトルに入れた時点では90度に冷えますが、耐熱温度を超えているのでペットボトルは柔らかくなります
溶けて穴が開く事は有りませんがへこんでペットボトル内の熱湯が漏れる事があり大変危険です
普通の冷飲料用ペットボトルの耐熱温度は50度で外国のものだともっと低いので耐熱温度まで少し冷まして入れた方が安全です
また、へこむ以外にもペットボトルがだんだん収縮していくことがあります
これは熱いお湯などを入れた場合、ペットボトルは成形時の歪が一度に緩和されて縮む現象が起きるためで樹脂が溶けたわけではありません
ペットボトルが熱湯で変形しても、それはプラスチックが溶けたことにはなりません
固体状態での分子の並び方が変わったため起きた現象ということです
ちなみに温かい飲み物用の口元が白いPETボトルは、特殊な処理をして変形しにくくなるようにしてあります
ペットボトルにお湯を入れると有毒物質が溶け出したりする?
耐熱用の「注ぎ口が白」のペットボトルなら熱湯を入れても有害物質が滲出することはありません
但し、注ぎ口が透明の通常のボトルの場合、アメリカの大学で研究の結果有害物質のビスフェノールA(内分泌攪乱作用あり)が溶け出したとあります
ビスフェノールAはきわめて微量でも動物の胎児に影響がある可能性があるとされていて、胎児や乳幼児に対して注意を促されています
胎児や乳幼児以外はビスフェノールAを微量摂取したところで問題はないとされていますが、湯たんぽとして使ったペットボトル内の水は飲まずに捨てた方が安心でしょう
まとめ
ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽ代わりに使って大丈夫なのか、耐熱温度は何度までなのか、へこんだり縮んだりするのはなぜなのかなどについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
ペットボトルは冷えた足元を簡単に温めてくれますが、使い方を間違えると危険です
きちんと理解して安心安全に使用してくださいね
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