くじ引きや宝探しのようなドキドキ感を味わってもらうことができる演出として人気のラッキードラジェ。
披露宴の終盤にゲスト参加型の演出を取り入れることでデザートタイムを盛り上げてくれますよ!
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目次
ラッキードラジェとは?
ウェディングケーキや食後のデザートをゲストに出す際に、数人分のデザートプレートの中に「ドラジェ」を忍ばせたサプライズ演出のことを「ラッキードラジェ」といいます。
「ドラジェが入っていた人は幸せになれる」というジンクスがあることからゲストに幸せのおすそ分けができ、宝探しのようでゲストみんなが楽しめると人気の演出です。
もともとは、サプライズ精神が旺盛な海外の結婚式での伝統的な風習でしたが、最近では日本の結婚式でもよく目にする演出の1つになっています!
ドラジェって何?
アーモンドをシュガーペーストでコーティングした甘いスイーツが「ドラジェ(Dragee)」です。
パステルカラーのかわいい色合いで、ピンクやブルーなどの色があります。
数種類の色を用意して色ごとに景品を変えてプレゼントするなんてこともできますね♪
ラッキードラジェにアーモンドを使うのはなぜ?
ドラジェの材料であるアーモンドは、一度にたくさんの実をつけることから「子孫繁栄」という意味を持っています。
また、アーモンドは古くから「不滅の愛」の象徴とされていて、ヨーロッパ(特にイタリア)では結婚式に欠かせないアイテムといわれています。
フランス語で「幸福の種」という意味をもつドラジェは、中世ヨーロッパ時代から結婚式だけでなく誕生日などのお祝いの席などで用いられていました。
もともとは、ラッキービーンズといってドラジェではなく「インゲン豆」をウエディングケーキに何個か仕込んでおき、このインゲン豆が当たったゲストにスピーチを頼んだりプレゼントを渡したりする演出でした。
そこから発展していき、最近ではドラジェやアーモンドを入れたりと仕込むものが様々になってきたようです。
ラッキードラジェのやり方
♦ドラジェを仕込む
基本的なやり方としては、ウェディングケーキにあらかじめドラジェを忍ばせておいて誰に当たりが行くか分からないようにゲストにケーキを配ってもらうというやり方です。
ただ、式場によってはウェディングケーキを作る段階でドラジェを仕込んでおくことが難しい場合があります。
その場合は、お皿の上にドラジェを置き、その上にケーキを置いて隠すという方法になることもあります。
他にも、ケーキを食べたくないゲストのことを考えてお皿の裏にシールを貼っておくように提案されることもあります。
ラッキードラジェはプランナーと打ち合わせをしておくと当たるゲストを決めておくことも可能な演出!
絶対に当ててほしいゲストがいたので、こっそり仕込んで当たりを決めておいたという新郎新婦もいるようです。
♦ドラジェを探してもらう
司会者にアナウンスをしてもらってゲスト全員で一斉にケーキを食べてドラジェを探してもらいます。
配られたケーキを一斉に食べてもらうことで盛り上がりますよ。
♦デザートは早めに出してもらう
ドラジェが当たったゲストには前に出てきてもらうので、デザートを出すタイミングを少し早めにしてもらうのがポイントです。
時間がぎりぎりでバタバタしてしまったり、時間が押してしまわないように時間に余裕を持っておきたいですね。
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ラッキードラジェの注意点
ナッツアレルギー
ドラジェにはアーモンドが使われているので、ナッツアレルギーを持つゲストがいる場合はラッキービーンズに変えるなどケーキに忍ばせるものを変えるようにましょう。
高齢者や小さい子供がいる場合
ゲストに高齢者や小さい子供がいる場合は、誤飲などの危険があるのでケーキにドラジェを入れるのはやめた方がいいかもしれません。
ケーキのお皿の裏にシールを貼ったり、ケーキとお皿の間に幸運のコインを忍ばせたりと少し違った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか?
甘い物が苦手なゲストもいる
甘い物が苦手なゲストからすると、ケーキに隠されたドラジェを探すのに「無理やり食べないといけないのが苦痛」「ケーキをぐちゃぐちゃにしてしまうのは行儀が悪くてイヤ」と感じるゲストもいます。
他にもゆっくり食べたいけど急かされたと感じるゲストもいて、万人に受ける演出なんてなかなかないので難しいところです・・・。
仕込む場合は理由を考える
もし当たるゲストを仕込みたいと考えている場合、なぜ仕込みたいのかを考えましょう。
ラッキードラジェは仕込みができる演出なので、新郎新婦の仲のいいゲストに当たるとどうしても仕込んだと考えられてしまいがち・・・。
例えば、ゲストの誕生日が近くてプレゼントを渡したい場合などは、ラッキードラジェとは別に余興の一つとして「ハッピーバースデー♪」の曲を流してサプライズでプレゼントを渡すこともできますよね。
当たりを仕込む前に、他の方法でプレゼントを渡すことができないか考えてみるのもいいかもしれませんね。
仕込んだと思われないやり方
ラッキードラジェは当たるゲストを仕込むことができる演出なので、新郎新婦は仕込んでいるつもりはなくてもラッキードラジェを知っているゲストからすると「もしかして仕込んでいる?」と思われる可能性も残念ながらあります・・・。
席札など事前に席に用意されているものだと事前に当たりを仕込むことができると予測できますよね?
なので、受付で配ってもらうものに仕込むのがいいでしょう。
席次表やプロフィール冊子などにシールなどで細工しておき、それを受付で配ってもらうようにすれば受付をした順番にもらえるので仕込むことはできません。
細工の仕方の一つとして、当たりの番号は新郎新婦の結婚記念日などゆかりのある数字にしておきます。
例えば、11月22日だと11番目と22番目にシールを貼っておき司会者に記念日にちなんでシールを貼ったと伝えてもらうのもいいですよね。
当たりを増やす場合は、初めてデートした日やプロポーズをした日などを入れて二人のことをゲストに知ってもらうのもいいですね♪
他には、デザートビュッフェの場合その中のデザートにドラジェを仕込んでおいたりビュッフェのプレートの裏にシールを貼っておくのも面白そうですよね★
でも、デザートビュッフェの場合甘い物が好きでない方は取りに行ってくれない可能性もありますね・・・。(私から言っときながら^^;)
ゲストみんなが確実に手にしてもらえるものと考えるとやっぱり受付で何か渡すものに仕込むのが確実かな?と思います。
まとめ
今回は、ラッキードラジェとは何なのか、なぜアーモンドを使うのか、そしてやり方について紹介しました。
ゲスト全員参加ができ、サプライズができるということで招待客みんなに楽しんでもらいたい新郎新婦は取り入れてみてはいかがでしょうか?
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