星の軌跡を写真に残したい!と思った時によく耳にする比較明合成
比較明合成って何だろう?
何で合成するんだろう?
など色々疑問に思いますよね
そこで、今回は比較明合成についてご紹介します♪
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目次
比較明合成とは?
比較明合成とは複数枚の写真を比較して明るい部分だけを合成していく方法です
例えば、複数枚の星空の写真を比較明合成すると明るい星の部分だけ合成されて周りの景色は動かないのでそのまま変わりません
星は地球の自転により少しずつ動いている(日周運動)ので線状の軌跡を写すことができます
星の軌跡を写す場合、比較明合成をしなくても長時間露光といってシャッタースピードを遅くして撮ると合成せずに1枚の写真で写す事ができます
でも、長時間露光は露出時間の計算が非常に難しく少しでも間違えば白とびして写真がダメになってしまいます
また、長時間シャッターを開きっぱなしにしている間に車のヘッドライトの光が入ってしまったり風でカメラが少し動いてしまうだけでもブレてしまったりするのでそういうトラブル1つで今までの努力が水の泡…なんてことに!
長時間露光で素敵な写真を撮っている方もいますが、リスクが色々あり大変です
その点、比較明合成をすれば通常の星空の撮影と同じ設定で撮る事ができ他の光が入ってしまった時は写真を合成する時にその部分を省いたりする事ができるので初心者でも取り組みやすいやり方です
関連する記事はこちらcanon eos kiss x9で星空を撮りたい!星の撮影でのカメラ設定やコツ
それでは次に比較明合成ができるフリーソフトを紹介していきます
無料で使える星の合成ソフト
プロが使うような本格的に画像編集ができる有料のソフトもありますが、今回は初心者でも使いやすいフリーソフトを3つ紹介します
KikuchiMagick(キクチマジック)
対応OS
32bit版:Windows XP/VISTA/7/8
64bit版:Windows Vista/7/8
64bit版の方が32bit版より処理速度が速くなってます
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使い方も簡単で使いたい画像をフォルダに入れて保存先のファイルを指定し「比較明コンポジット」を選択し実行すると素早く処理してくれます
SiriusComp(シリウスコンプ)
対応OS:Windows XP/VISTA/7/8/10
こちらも使い方は簡単で4ステップで比較明合成ができます
特徴としては、長時間露出ノイズを除去する為のダーク減算処理を行えるのでSiriusCompを使う場合はダークフレームを撮っておく方がいいでしょう
また、コマ撮り動画のタイムラプスを作成する事もできます
StarStaX(スタースタックス)
対応OS:Windows/Mac/Linux
それぞれのアプリは異なるので使用しているものに合わせてダウンロードしてください
こちらはMacユーザーが使える数少ないソフトの一つです
使い方は初期設定でLighten(比較明)になっているので特に設定する事はなく画像を選び合成のアイコンをクリックすれば比較明合成ができます
不要な画像があればチェックを外すだけでその画像抜きで合成することができます
夜景写真をアレンジして素敵な1枚に!
比較明合成を利用すると星以外の夜景でも幻想的で素敵な1枚の写真にする事ができます
例えば、蛍が点滅しながら飛んでいる写真を複数枚撮影してそのほたるの点滅を利用して合成します
するとまるで本当に沢山のほたるが飛んでいるかのような写真一面ほたるで埋め尽くされた1枚にする事ができます
打ち上げ花火の写真を複数枚合成すると豪華な花火の写真にする事もできます
他にも、ペンライトで文字を書く写真や車のテールランプ、雲が流れている様子なども比較明合成をする事で簡単に幻想的な写真を残す事ができます
まとめ
色んな写真を比較明合成してみると偶然素敵な1枚になることもあるし、明るい部分や暗い部分を計算して合成し作品を作る事もできます
フリーソフトで意外と簡単にできるので写真を撮るのはもちろん、写真の画像処理も楽しんでくださいね
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